シュミの小部屋

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【漫画】さんかく窓の外側は夜

さんかく窓の外側は夜 1 (クロフネコミックス)

 

今回は、私が腐の道へ舞い戻った作品をご紹介します!!!!

『さんかく窓の外側は夜』

うむ、タイトルの意味が分かりません。

分かりませんが、なんか分かる。

このタイトルも中身も秀逸なんですよねえええ!!!

 

簡単なあらすじはというと、

どこにでもいる書店員、三角(みかど)康介は、

実は人とは違う能力を持っていた。

それは、『人ではない何か』が見えること。

そんなとき、除霊を仕事としている冷川理人と出会い、

半ば無理矢理に助手となることに…。

というもの。

 

なんですが!!!ものすごく!!エロい!!!!!

ホラーものでもあるので、怖がりな方は夜に読むのは

おすすめできないんですが、エロ要素が高いんです。

直接何かをするってことは(今のところは)ないんですが。

 

除霊をする際に冷川さんは三角くんをブースターにして

霊を”ぶん投げる”んですけど、

三角くんの魂的なものに直接触るわけです。そのときの

気持ちよさは「夢精に似てる」んだとか(三角くん談)。

 

ちなみに、三角くんは初めて入れられたときに

気絶してしまいます。

「気絶するほど …気持ちよかったですか?」とか

しれっと言う冷川さんは、人間関係に必要なもろもろが

欠如気味のお方(1巻登場人物紹介より)。

 

この冷川さんという人が謎なんですよね。

三角くんに並々ならぬ執着を持って

縛ったり呪いをかけたり(これは三角くんに対するものじゃないらしい)

します。

しかもそれを楽しそうにやるっていう。

呪いには"道具"が必要なんですけど、その道具をごっくんと

飲み込んじゃったり、何者なんだか分かりません。

あと、日本語の使い方がときどきへん。

三角くんに対する執着もそれが人としてなのか、物としてなのか。

やっと出会えた運命の、自分が好きなようにしてもいいおもちゃなのか。

冷川さんの考えが謎すぎて、もだもだしてしまいます。

彼氏って言われても否定しなかったし、うーーんどうなんでしょう。

 

対する三角くんはおっぱいにも目が釘付けになっちゃう

好青年なんですけど、彼は彼で孤独を抱えて生きてきたわけです。

霊が見えるなんて、誰にも言えなくて。

初めて自分自身でいていいのが冷川さんの側なんですね。

だから、何されても許しちゃうっていう…。

冷川さんにいろいろされていることは感づいていながら

見て見ぬふりをしている。

今までずっとひとりだったから、この手を離すのが怖いんだろうな、

と思うとつらいです。

 

そんな三角くんなんですが、どうも(冷川さんと出会ってから?)

他の霊能力者たちを惹きつけるみたいで。

それは男女問わずなんですけど、

迎くんというインチキ占い師(今年三十路を迎えるカワイイ系)や

非浦英莉可ちゃんというJK(呪い屋さん)にも

体を許してしまいます。

これが本人に自覚なしなので冷川さんはそのたびに

ついカッとなったりしてしまうんですよね…こわい。

だがしかしそこには萌えもあるっていう。

興奮してつい噛んだり首筋舐めたりする冷川さんのことも

あっさり許しちゃうし、気持ちよさには贖えないんですかね!

 

 

掲載誌はMAGAZINE BExBOY

というBL雑誌です。

でも、コミックスはBLレーベルじゃないっていう。

なのでこれはブロマンスであり、BLではないんです!

という文章も見かけたのですが

作者のヤマシタ先生がインタビューで

「私の中では立派にBL」とおっしゃっていたので

BLです(キリッ)。

 

長年BLは読んできましたが、BL雑誌というものを

購入したことがない私が買ってしまいましたもんね…

続きが読みたくて。

こんなの、初めて……!

 

過激で直接的なBL描写はないですが、

ブロマンスが好きでホラーが大丈夫な方は

この作品に惹かれるんじゃないかな~と思います。

あと映画好きな方も。

いわゆるブロマンス映画のいいとこたくさん入ってます!!

 

これからの展開が気になりすぎて、日常生活に

支障をきたすレベルで好きな作品です。

続きは6月になるまで読めないっていう…生殺し!!

 

現在2巻まで発売中。電子でも発行されています!

ちなみに私は電子も紙も両方持っています。

 

2巻の表紙は冷川さん。

これ、表紙を並べると見つめ合っているんですよね…フフ…フフフ…。

 

さんかく窓の外側は夜 2 (クロフネコミックス)

 

3巻は今年末!待てない方は(私)

MAGAZINE BExBOYで!

※連載は6月発行の7月号まで載りません※